受講者の声(安全管理研修-関西)

 平成23年1月22日にサントリーロジスティクス(株)大阪本社で実施された配車・安全管理研修に参加した伊月智之さん(アサヒロジ(株)関西支社輸送部)から、研修に参加した感想をお聞きしました。

ドライバーの気持ちに「一歩近づけた」研修でした

──研修に参加して役立つことは多かったですか?

伊月:いちばん参考になったのは、「配車・安全管理の心得え」として、トラブル発生時などにドライバーに対してどのような指示や対応をしたらいいのか、具体的に教えられたことですね。

 

 高速道路のレッカー移動はまず保険特約があるならサービス窓口に電話することや、トラックの積荷の高さを忘れて高架の手前で立ち往生したドライバーから電話があったときの正しい指示とは何か、下請企業の現場で労災事故が起こったときの元請担当者としての対応の基本など、個別具体的で、今まで聞いたことがなかったのでとても参考になりました。

 

 さらに、「ドライバーは不安でたまらないから配車係に電話をしてくる」「トラブルを叱るのではなく、まず、ドライバーの不安を取り除いてあげなさい」という言葉が胸に残りました。

 

 「現場に一人でいて実際に孤独で不安なんだろうな」とドライバーに対して一歩近づける見方に変わり、たとえ電話があっても、今までとは違う声のかけ方ができるのではないかと思っています。

──実務に直結した話題が多かったようですね
伊月:はい、名阪国道の事故事例も通り一片の対策ではなくて、休息時間を細くさかのぼって調べたり、当初の事故報告にここが抜けているといった指摘がわかりやすかったです。また、皆で話しあう中で、自分では気づかなかった意見も聞けたのが勉強になりました。

──各社の安全対策をお互いに情報交換できたようですが
伊月: 午後の研修は、協力会社への安全対策について各社の実施状況を報告し合ったのですが、本当に各社各様で、「うちはこの面では進んでいるけど、これはまだやっていないな」など、なるほどと感じることが多かったです。


 印象に残ったのは、アルコール検知器の計測精度が各社で違うことですね。少数点以下三桁まで計測できる会社もあれば二桁のタイプのところもあり、出庫時にはアルコール0.00で出発したのに、出先によって三桁まで測れる感度のよいチェッカーに反応してしまうケースも考えられます。


 ドライバーへの飲酒運転の指導を今まで以上にきちんとしないと、今後大きな問題になるということを実感しましたし、会社の壁を超えて連携していこうという話にもなり、問題意識を共有できたと思います。

──企業の枠を超えた協力体制がとれそうですね
伊月: 実は、各社の配車担当の方とは、電話では何度も話したことがあるものの、実際に顔を合わすのは初めての人がほとんでした。研修のあと、楽しい親睦会もあったので、互いに何か壁がひとつ取れて、親しくなるきっかけになったことも良かったです。

──今後も、研修の機会があれば参加したいと思いますか?

伊月: いいですね。機会があれば是非と言いたいところですが、実は私だけなく、他の配車担当者にも受講してもらいたいと強く感じました。なかなか普段の仕事の中では体験できないことが多いので、6人いる職場の同僚にもぜひ参加してもらいたいです。

──ありがとうございました。

 【取材・構成/シンク出版 編集部】

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