第9回 ドライバー・インストラクター養成研修 〈その1〉

──6月10日(日)タカラ物流システム㈱にて

平成24年6月10日(日)京都府京田辺市のタカラ物流システム㈱において、第9回ドライバー・インストラクター養成研修(西日本地区)を開催しました。

 

 最近、京都府トラック協会や大阪府トラック協会支部との共催研修が続いていましたが、今回は物技研本体の研修です。

 会員企業と協力会社のリーダー的ドライバー26名が参加したほか、職場上司や交通安全関係の出版社、物流企業の社内報担当者など17名が見学し、熱心に写真やビデオの撮影を行い、大変に盛況でした。

 

 研修は、いつものように2班に分かれ、午前中1班は日常点検研修、2班は危険回避、車両感覚(リアオーバーハング・狭路バック)とシートベルトの着用・非着用体験研修などを行い、午後から交代してすべての研修を受講しました。

【日常点検研修】

■ハブベアリングの重要性を実感

 日常点検は1班をさらに3グループに分けて、3台のトラックで実施しました。
 実技に入る前に、丸山利明会長が、前輪のタイヤ・ホイールを外してブレーキ構造とハブベアリングが観察できるようにしたトラックの前に全員を集めて、いかに大型車にとってハブベアリングが重要であるかを解説しました。ハブを見るのは初めてのドライバーも少なくありません。

 「ドライバーは整備担当ではないのでハブを点検する義務はありませんが、この部位で車の全重量を支えていることを実感してください。そして、タイヤから火を吹き車体が炎上する事故の多くは、このハブベアリングの破損・ガタからです。グリースが不足していたり、整備時に誤って木の葉などの異物が混入したり、ボルト破損や取付不良などの影響があると、過熱・発火する恐れがあります」

 

 日常点検は1班をさらに3グループに分けて、3台のトラックで実施しました。

点検実技に入る前に、丸山利明会長が、前輪のタイヤ・ホイールを外してブレーキ構造とハブベアリングが観察できるようにしたトラックの前に全員を集めて、いかに大型車にとってハブベアリングが重要であるかを解説しました。ハブを見るのは初めてのドライバーも少なくありません。

「ドライバーは整備担当ではないのでハブを点検する義務はありませんが、この部位で車の全重量を支えていることを実感してください。そして、タイヤから火を吹き車体が炎上する事故の多くは、このハブベアリングの破損・ガタからです。グリースが不足していたり、整備時に誤って木の葉などの異物が混入したり、ボルト破損や取付不良などの影響があると、過熱・発火する恐れがあります」

発火すれば、ドライバーで消火するのは困難だが、「ガタや異音がきたら、ハンドルなどに微かな異常を感じる。これを感じ取れるのは、毎日乗っているドライバーだけです」と足回りに神経を配ることの重要性を強調し、「その姿勢を持ってほしいので、今日はハブをお見せしました」と丸山会長は強調しました。

 発火すれば、ドライバーで消火するのは困難だが、「ガタや異音がきたら、ハンドルなどに微かな異常を感じる。これを感じ取れるのは、毎日乗っているドラ イバーだけです」と足回りに神経を配ることの重要性を強調し、「その姿勢を持ってほしいので、今日はハブをお見せしました」と丸山会長は強調しました。
 ドライバーの中には、タイヤ異常に気づいた経験がある人もいて、その後いろいろな意見・質問がでました。

■現場に持って帰って実施できる点検

 実際に火災事故などの経験談を聞いた後で点検に入ったためか、全員の顔も引き締まりました。

 各グループでは、インストトラクターが手本となる点検を見せた後、一人ひとりに実際に点検を実施してもらい、インストラクターが点検のポイントを解説しました。


 物技研の点検研修は、「現場に持って帰って実践できること」が目的ですから、ドライバーコンテストで実施するような厳しい内容ではなく、簡便でありながら「タイヤの空気圧不足」など重要ポイントを逃さない点が特徴的です。
 各グループの指導インストラクターも、「呼称する点検名称などの正確性にこだわることはないので、短い時間の中で何を見るのか!という点を重視してください」と強調していました。


 その後、ナットの緩み、空気圧不足、ブレーキランプ切れなどが仕込んであるトラックを用意し、受講者が点検して不具合を見つけられるかどうかのチェックを行いました。受講者は、不具合箇所を見つけようと、真剣に点検に取り組みました。

【車両感覚(リヤオーバーハング)】

■後方のオーバーハング幅を正確に体験

 車両感覚実技では、トラックのリアオーバーハングの大きさを実測する研修を行いました。まず、受講者に自分が想像しているリアオーバーハングがどれくらいか提案してもらい、地面に印を置いておき、実際に大型トラック(3軸車)のハンドルを一杯に切って前進移動したときの後部の軌跡を測りました。

 

 予測では大きく2m以上もはみ出す印がついていましたが、実際には最大で1m10㎝程度。

 このことから、側壁などとの間隔が1.5m程度あれば、思い切ってハンドルを切っても大丈夫だということを、実感としてつかんでおくことが大切であると強調しました。
 次に、ハンドルを一杯に切らず1回転ほど回したときの軌跡を測ると、外にはみ出すオーバーハングが50cmになることを確認しました。無理なハンドルを切らないようにすれば、事故防止につながることを確認しました。

 車両感覚実技では、トラックのリアオーバーハングの大きさを実測する研修を行いました。まず、受講者に自分が想像しているリアオーバーハングがどれくらいか提案してもらい、地面に印を置いておき、実際に大型トラック(3軸車)のハンドルを一杯に切って前進移動したときの後部の軌跡を測りました。

 予測では大きく2m以上もはみ出す印がついていましたが、実際には最大で1m10㎝程度。このことから、左側との間隔が1.5m程度あれば、思い切ってハンドルを切っても大丈夫だということを、実感としてつかんでおくことが大切であると強調しました。

 次に、ハンドルを一杯に切らず1回転ほど回したときの軌跡を測ると、外にはみ出すオーバーハングが50cmになることを確認しました。無理なハンドルを切らないようにすれば、事故防止につながることを強調しました。

い場所に安全で確実にバックで入れる方法を学

【車両感覚(狭路バック)】

■狭い場所での安全なバックの実習

 狭路バック研修では、パレットなどを立てて狭い空間を作り、そこにトラックをいかに安全にバックで入れるかの研修を実施しました。

 日頃は、勘に頼ってバックする人がほとんどのようですが、研修では、如何に効率的に左右のサイドミラーにバックしていく狭路の左右角が映るようになるかを教えて、ミラーで見える段階にすれば、誰でも簡単に狭路に入れられるということを、学びました。


 インストラクターは、『皆さんは「勘と度胸」で運転しているでしょうが、それだけでなく、「安心」を付け加えてほしい』と強調しました。

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