第9回 ドライバー・インストラクター養成研修 〈その2〉

【 危険回避 ・ シートベルト体験 】

■スピードを落とすことの重要性を学ぶ

 危険回避研修では、先に時速40キロで走行し、前方信号の左側のランプが点けば右側に回避、右のランプが点けば左側に回避、3つ点灯すれば急停止する体験をしました。
  次に、前方のパイロンを5.5m近づけて同じように体験しました。すると、判断ミスをして回避できない人が続出しました。そこで次は、同じ距離で時速30キロに落としました。すると、余裕を持って回避できました。


 5.5mという距離は時速40キロで走行するとわずか0.5秒の距離です。それだけの距離が短くなっただけで回避することが難しくなったのです。
 この研修では、回避距離が短くなっても、10キロ速度を落とすだけで安全に回避できる余裕が生まれることを体験し、速度を落として走行することが大切さを学ぶことができました。


 また、車がセンサーの場所を通過したときに信号が変わりますが、運転者には信号が変わってから脳で判断するまでに時間がかかるので、すぐには認知できないので、ずっと先で変わったと感じています。信号が実際に変わった地点と運転者が認知した地点が離れていることも体験して理解しました。

 危険回避研修では、まず時速40キロで走行し、前方信号の左側のランプが点けば右側に回避、右のランプが点けば左側に回避、3つ点灯すれば急停止する体験をしました。

  次に、前方のパイロンを5.5m近づけて同じように体験しました。すると、判断ミスをして回避できない人が続出しました。そこで次は、同じ距離で時速30キロに落としました。すると、余裕を持って回避できました。

 5.5mという距離は時速40キロで走行するとわずか0.5秒の距離です。それだけの距離が短くなっただけで回避することが難しくなったのです。

 この研修では、回避距離が短くなっても、10キロ速度を落とすだけで安全に回避できる余裕が生まれることを体験し、速度を落として走行することが大切であることを学ぶことができました。

 また、車がセンサーの場所を通過したときに信号が変わりますが、運転者には信号が変わってから脳で判断するまでに時間がかかるので、すぐには認知できないので、もっと先で変わったと感じています。信号が実際に変わった地点と運転者が認知した地点が離れていることも体験して理解しました。

■後部シートベルトの必要性を体験

 シートベルト着用体験では、実習用乗用車の後部座席に受講者を乗せて時速10キロ程度でインストラクターが急ブレーキを踏み、シートベルトを着用しているときと、着用していないときの衝撃の違いを体験しました。

 シートベルトを着用していないと、わずか10キロ程度でも前席に衝突しそうになり、ベルトの必要性を実感しました。 

【 知っておきたい事故トラブルの対処 】

■プロとしてのトラブル対処法

 実技研修を終えた後は、4階の会議室に戻って、町田慶太事務局長(サントリーロジスティクス㈱)が事故やトラブルの対処方法について解説しました。

 

「高速道路でタイヤから火が出るなど車両トラブルが発生した場合、どこに停止するか」

「高さの低い鉄道ガード前で立ち往生した際の、もっとも安全な対処方法」

といったトラブル発生例を挙げながら、プロドライバーとしての対処方法を解説しました。

【居眠り運転防止対策】

■「勇気を持って」寝るドライバーになろう

 最後に、今回は特別に時間を取って、丸山会長から「居眠り運転防止対策」についての講義がありました。
 4月29日に関越道で発生したバスの居眠り運転事故を踏まえて、居眠り運転事故を防ぐには職場や車両などの面での防止努力も大切だが、一番は、ドライバーが眠いときに「勇気を持って寝る」ことにつきることを強調しました。

 

 丸山会長は、ドライバーの居眠り防止策として

 

1 運転中は90分以内で休む(90分リズムで走る)
2 明るい照明を浴びる
3 ガムをかむ
4 30分以内のうたた寝をする
5 仮眠をするなら4時間以上

 

などのポイントを挙げました。

 さらに、自分もドライバー時代、無理をして何とか居眠りに陥らずに走行した経験があり、それが悪い意味での「成功体験」となりがちなことを示して、一度居眠り事故が発生すれば、報道や判例にもあるとおり、罪を負うのはドライバーであり、だれも助けられないと伝えました。

 

 「勇気を持って眠る」ことをドライバーが堂々と言える職場にしていくことも大切であると述べる一方、「配車担当者は『急いで行ってほしい』というのが仕事であり、やはり立場が違う。ドライバーは現場で判断して、危険だと思ったら遅れても構わないから眠るという決断をして、自分自身と家族を守ってほしい」と結びました。


 ドライバーの立場に立った現実的な事故防止対策の言葉に、会場では多くのドライバーが頷いて真剣に聞き入りました。

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