ドライバー・インストラクター研修・受講者の声

自分で考えるドライバーを育てたい

ケーエルサービス西日本(株)  白井 省吾さん
(左側は事業所から見学参加した 大坪喜好管理者)

──今日の研修はいかがでしたか
白井さん 日曜日の参加は正直言って大変ですが、やはり実地研修に来ないとわからないことがたくさんあることに気づきました。派遣してもらってよかったと思いますね。タイヤを叩くときの音も、空気圧の低い車があってわかりやすかったです。
 反応実験などは初めての体験でした。けっこうスリルもあったし、センサーの仕組みを見て反応時間の遅れが一目でわかりました。それに、10km/hでも余裕を持って行動するということの大切さがよく理解できた思います。

──自ら考えて安全を担保するということですね
白井さん 私は少しでも積んだ荷物をずらしたら、それはプロとして「恥」だと思っています。苦労して皆と積み込んだ荷物を不用意なブレーキなどで崩してしまったら、たくさんの人に迷惑をかけます。

 ですから、信号一つとっても常に3つ先ぐらいを見て、目の前の信号の変化を予測します。青でもアクセルを緩めるといった運転をして、決して強いブレーキ など「踏まない、踏めない」ことを意識しています。今日の研修で、改めてそうした運転が大切だという気持ちを強く持ちました。


大坪さん 当社(ケーエルサービス西日本)でも座学研修をしていますが、実技研修は大変なので、物技研に参加できることがありがたいことです。

 白井君は、職場のリーダーですので、今後の現場指導に役立ててくれるでしょう。管理者が言うよりドライバーである先輩の指導が効果的だと考えています。

 

──ありがとうございました。

ベテランでも、知らないことが「たくさん」あります

田中運輸(株)  谷口 誠さん


──今日はタイヤの前から研修がスタートしました
谷口さん ハブの中を見せてもらったのはいい経験をしました。ブレーキが鳴る原因など、話では聞いたことがありますが、実際にブレーキそのものを分解して見たことはなかったからです。
 実際に見ることで、ああ、ブレーキやハブは本当に大事なものだなと実感できました。

 

──危険回避訓練はいかがでしたか?
谷口さん 面白い研修でした。時速40キロで的確にハンドルを切るのも難しかったですが、反応時間があれだけ必要だということを、実際の距離として実感できたのがよかったです。

 人間の能力なんてあの程度なのですね。信号ライトがついてから気がつくまで、あれだけの距離走っているんですから……。空走距離などの理屈は知っていたのですが、自分の身体で確かめたのは初めてです。こういう研修こそ、仲間にも体験させてあげたいです。

──トラックの運転経験はどの程度お持ちですか
谷口さん 現在の事業所では10年ほどですが、通算して30年ほどトラックに乗っています。ベテランと言われる年代ですが、まだまだ知らないことが多いのを実感しました。そういう意味で、一つでも新しい体験ができれば、現場で皆に伝えることができます。

──日頃、気にかけているのは、どんなことでしょうか
谷口さん 前の日に自分で積み込んだ荷物というのは、「背中が覚えている」んですね。重心がどの辺りにあるといった感覚です。ですから、荷物を守るためにどんな運転をすればいいかわかります。ブレーキ、ハンドル一つとっても微妙に違ってくる。

しかし、前週の金曜日に積んだ荷物を月曜に動かすとなると、ちょっと自信がなくなります。背中が覚えていなくて……ですから、一度ウイングを開けて積み方を確認するとか、気を遣います。
 また、滅多にありませんが、他のドライバーが積んだ荷物を動かすのは、事情がわからないので、やはり荷を確認するのです。逆に、自分が積んだ車を他のドライバーに運転してもらうときには、どのように積載したかよく説明して、安心してもらうようにしています。

──なるほど、貴重な話をありがとうございます。本日はお疲れ様でした。

■参加者アンケート結果について

 今回のドライバー・インストラクター研修も大変好評を博して終了しました。

アンケート用紙に記入された主な意見として、次のようなものがありました。

物流技術研究会公式サイト