コンテストの結果発表に先立ち、サントリーロジスティクス㈱の井上社長が総評として、「それぞれの会社の特徴が出ており、発表方法にも工夫が見られました。これらの良い部分を自分の会社に持ち帰って、水平展開を図って頂きたい。今後とも、このコンテストを継続して実施していきたい」と述べました。
また、サッポログループ物流㈱の伊東社長は「発表された皆さんが、当事者意識と責任感を持って前向きな気持で改善活動に取り組まれていたのが印象的でした。今後更に改善効果を高めるために、チームの中だけで活動を完結するのではなく、例えば現業者の方なら、内勤の方にアドバイスしてもらうなど、チームの枠を超えた取り組みを目指して頂きたい」と語りました。
その後、審査結果が発表され、サントリーロジスティクス㈱の長間賢太郎氏が発表した「養生作業の改善」が優勝を飾りました。2位にはアサヒロジ㈱の河原寛和氏の「倉庫内製品移動の削減」、3位に㈱バンテックの越川茂氏の「流通加工時間削減による生産性向上」が選ばれました。
優勝した長間氏は「最初はどうなるかと思って始めた改善活動でしたが、最後に結果を残せて報われました。今後も更に職場の改善を進めていきたい」とコメントしました。
その後、懇親会が開かれ、普段は顔を合わすことのない他社の参加者と、改善活動の苦労話などで交流を深め、大会は成功裏に幕を閉じました。
【第1回 STEP UP CONTESTデータ】
〈日時〉
2013年11月21日(木)
〈場所〉
サントリー夢たまご
〈参加者〉
106名
【取材・構成──シンク出版㈱】