◆技能・学科・点検の能力
を競いあう
平成27年10月18日(日)「第10回 大型ドライバーズ・コンテスト」がクレフィール湖東・交通安全研究所(滋賀県東近江市平柳町)にて開催されました。
このコンテストは、タカラ物流システム(株)・キリングループロジスティクス(株)・アサヒロジ(株)の3社合同主催によるもので、平成18年からスタートしました。
3社のドライバー及び協力運送会社のドライバーを対象に、安全運転意識ならびに運転技能・点検技術などの向上を目指して毎年開催されています。
今年度は10年目を迎え、幹事会社を務めたアサヒロジ株式会社の代表取締役・丸山高見社長の開会挨拶から大会がスタートしました。
丸山社長 この大会も「10回目」という節目を迎え、私としては着任して3回目の大会参加となりますが、年々レベルが向上しているように感じます。
運転実技や知識の総合力が試され、ドライバーとして正に「文武両道」が試されていると言えます。
物流業界の将来を考えると、厳しい状況が続きますが、我々にとって一番大切なことは、安全で安心して働ける職場環境づくりです。そのような意味で、本日は大変に有意義です。
一日を通じて、安全運転に対する知識を高め、安全輸送の「匠」となって、これからの業界を牽引していって欲しいと思います。
◆選手宣誓
選手宣誓は、エービーカーゴ西日本(株)の 軸屋 貴裕氏が務めました。
軸屋氏 「数ある物流会社のなかで、トップを取れるよう経験と知識を発揮したいと思います」
◆全国大会に羽ばたいてほしい
2014年全国ドライバーコンテストで、内閣総理大臣賞を獲得されている、株式会社バンテック安全・LE本部安全推進部安全指導センターの四手井康時氏からも参加者に熱いエールが送られました。
四手井氏 バンテック社でもこの大会を礎にドラコンの都道府県別大会、全国大会へと羽ばたいたドライバーが多数います。
皆さんも、持てる力を存分に出しきっていただきたいと思います。
◆コンテストと研修会を融合させる試み
このあと、学科試験、点検実技、運転競技の3種目にわたり、日頃の知識と技を競い合いました。
今年度はコンテストと研修会を融合させた開催としました。
バック事故防止研修では、物流技術研究会インストラクターに担当をお願いしました。写真は、エービーカーゴ西日本(株)・古谷俊之氏と、ティービー(株)・野村康志氏です。
両氏の他にエービーカーゴ西日本(株)・森井満夫氏、ティービー(株)・ 澤井和樹氏にも研修講師を担当頂きました。
※上の写真で、運転席にいる野村氏がズボンの裾を上げているのは、受講者にペダル位置が確認できるように配慮したものです。
◆岡山スイキョウの水川さんが優勝!
コンテスト終了後にデータ集計が行なわれました。上位の結果は以下のとおりです。
優勝/最高得点者
水川厚さん(41歳/岡山スイキョウ)
準優勝
大古田誉弘さん(48歳/岡山スイキョウ)
3位
難波将友さん(29歳/エービーカーゴ西日本)
このほか、7名の方が入賞されました。
閉会の挨拶は、キリングループロジスティクス(株)の加藤元代表取締役が行いました。
撮影(ビデオカメラ・ドローン)および編集:玉島政和氏(物流技術研究会)
【第10回大型ドライバーズ・コンテストデータ】
〈日時〉
平成27年10月18日(日)9:00~17:00
〈場所〉
クレフィール湖東・交通安全研修所
〈参加者〉
ドライバー 55名(見学者、応援、スタッフ等 総勢約200名)
【平成27年11月20日更新 取材・編集 シンク出版㈱】