第4回 「ステップアップ コンテスト」 を開催

4TH  STEP UP CONTEST

 平成29年1月28日(土)、神奈川県横浜市のキリンビール横浜工場レセプション大ホール において、物流技術研究会の「第4回 ステップアップ コンテスト」を開催しました。

 

 このコンテストは、現場力を向上させるために取り組んだ、ドライバー・フォークリフト・現場管理の改善事例を発表するもので、今回は物流技術研究会の会員企業6社から12チームが参加し、それぞれ創意工夫に溢れた取組みの発表を行いました。

各社の「知恵」「工夫」「技」を活用してほしい

物流技術研究会 岡 義人会長
物流技術研究会 岡 義人会長
加藤 元社長
加藤 元社長

  開会にあたって、岡 義人会長(キリングループロジスティクス(株))が挨拶しました。

 「本日はお忙しい中、数多くの皆様にご参加いただき誠にありがとうございます。

 物流技術研究会のステップアップコンテストの開催も、今年で4回目を迎えます。

 物流技術研究会は、安全・品質に関して自社だけではできない一歩進んだ研修を合同で実施しようということで様々な研修に取り組んでまいりました。

 

 さらに、他社の優れた活動も参考にしたいということで、小集団活動の発表を行うステップアップコンテストを始めた経緯があります。

 今回は12のグループにエントリーしていただきましたが、それぞれのテーマにはしっかりとした現場の「知恵」「工夫」と「技」が含まれています。

 ぜひ、今日は様々な気づきを得て、それを各社の活動なかで活用していただけたらと思います。

 

  

 続いて、キリングループロジスティクス(株)の加藤 元社長が開会の挨拶を行い、

「皆さんにそれぞれの発表から得て頂きたいのは、活動の成果も大切ですが、まず、成果に至るプロセスのなかに含まれる『工夫』ということです。あるいは、小集団活動グループだけではなし得ない、周囲の協力といったものがあったはずです。一番重要なことは、最後までやり切るということ、『やるぞ!』という強い思いがあったことと思います。

 そういったことを共感できる1日になれば良いなと思います」──と語りました。


6 社から12テーマの改善事例を発表

 コンテストは、キリングループロジスティック㈱、アサヒロジ㈱、サッポログループ物流㈱、サントリーロジスティクス㈱、タカラ物流システム㈱、㈱バンテックの6社から12チームが改善事例の発表を行いました。


 発表の審査基準は、創意工夫(5点満点)/着眼点(10点満点)/改善効果(10点満点)/説明力(5点満点)で採点を行い上位3テーマを選びました。

 

 審査員は
 ・キリングループロジスティクス㈱ 代表取締役社長 加藤 元氏

 ・サントリーロジスティクス㈱ 代表取締役社長 井上 達志氏

 ・アサヒロジ㈱ 代表取締役社長 丸山 高見氏

 ・タカラ物流システム㈱ 取締役副社長 羽田 寿文氏

 ・㈱バンテック 執行役員 神田 佳治氏

   ・サッポログループ物流㈱ 取締役 井澤 彰信

  が務めました。

各チームの発表内容

以下の12チームが、自社で取り組んできた改善事例の発表を行いました。

【1】 

 

 5S活動報告─労災事故防止─

 (倉庫内レイアウト変更)

 

 ──サントリーロジスティクス(株) 

       総合配車センター 初見 葵氏

 

 

【2】

 

 庫内作業・出荷作業の『改善』

 

 ──サッポログループ物流(株) 関東支社

   加藤 和明氏、大吉 裕子氏

 

 

【3】

 

 タイヤ管理の改善

  

 ──キリングループロジスティクス(株)

   ケーエルサービス東日本(株)

   飯田 浩之氏

【4】

 

  倉庫部門の採算向上

 

 ──アサヒロジ(株)

   広島営業所

   福中 康顕氏

 

 

【5】

 

 東ロジ改善(出荷場・入庫場編)

 ~入庫バース 駐車位置の変更~

 

 ──タカラ物流システム(株)

   松戸営業所

   須郷 浩氏

 

 

【6】

 

 自動車部品物流での製品事故を撲滅する

 

 ──(株)バンテック

   富士営業所

   碓井 浩史氏

 

【7】 

 

 安全・品質の再認識Ⅴ

 ~安全を持ち運べるまで~

 

 ──タカラ物流システム(株)

   本社営業所

   今畑 達彦氏

 

 

【8】

 

 作業者目線の改善活動の取組み

 

 ──サッポログループ物流(株) 関東支社

   塚本 志保氏、千葉 霞氏

 

 

【9】

 

 誤受注防止の意識改革

 

 ──キリングループロジスティクス(株)

   東日本支社

   椎橋 隆志氏

 

 

【10】 

 

 倉庫内汚破損削減取組み

 

 ──サントリーロジスティクス(株)

   沖縄支店(海邦物流) 

   照屋 貴也氏

 

 

【11】 

 

 タイヤ・チューブ費の削減

 

 ──アサヒロジ(株) 千代田営業所

   盛田 光一氏

 

 

【12】 

 

 安全強化の取組み

 

 ──キリングループロジスティクス㈱

   横浜支店

   佐々木 常夫氏

 

 


■物流技術研究会の紹介

物流技術研究会の活動経緯を紹介
物流技術研究会の活動経緯を紹介

 発表終了後に審査の時間を利用して、事務局から物流技術研究会の紹介が行われました。

 

 2007年にタカラ物流システム(株)、センコー(株)、キリン物流(株)、アサヒロジ(株)4社が基礎となって発足し、配車担当者研修、フォークリフト研修、ドライバー養成研修のほか、国土交通省の事業助成などを得て、教材作成も行ってきた経緯が説明されました。

 現在は7社で構成されています。

 

 また、現在の活動は研修部会(社会貢献)と推進部会(荷主貢献)の2本柱で、研修以外にも、各種セミナーや情報交換、教材開発などを行い、各社のドライバーからはどの研修も「大変役に立つ」「役に立つ」といった好評を博していること、2016年からは上級インストラクター研修などが開始されたことも報告されました。 

中締め挨拶を行う 井上社長
中締め挨拶を行う 井上社長

 表彰式の前に乾杯の音頭として、サントリーロジスティクス㈱の井上社長が挨拶を行いました。

 

「これから、審査発表と表彰式が行われます。発表を聞かせていただき、改めて課題も答えも現場にあるということを痛感いたしました。皆さんも、現場に戻って真似できる部分はすぐに取り入れていただきたいと思います個人的にもとてもよい勉強になりました。来年もいい発表ができるように頑張りましょう」

との言葉を頂戴致しました。

 

 

■審査発表と表彰式

受賞者を発表するアサヒロジ㈱の丸山社長
受賞者を発表するアサヒロジ㈱の丸山社長

 アサヒロジ㈱の丸山高見社長が審査講評を行いました。

 

さすが各社の代表チームの発表で甲乙つけがたく、審査は非常に難しかったです。

 まず感じたのは皆さんのマインドですね。力を合わせて改善していこうという強い気持ちが伝わってきました。さらに手法的にも現状を把握して課題を抽出し、優先順位を明確にして具体的な対策を図り、検証するという点で素晴らしい活動が多かったと思います。

 井上社長からもご指摘がありましたように、ぜひ、お互いにパクリあい共有し、横展開を図って、それぞれの事業に活かしていただきたいと考えています。

 安全活動・改善活動は放っておくとすぐにマンネリに陥るものですので、常に、現場から盛り上がるような形で進めることが、現場力を高め、一人ひとりが成長することにつながります。これからも頑張って活動を維持することを続けていきましょう」 

 

 優勝者に表彰状を授与
 優勝者に表彰状を授与

 審査の結果、タカラ物流システム(株)の今畑達彦氏が発表した安全・品質の再認識Ⅴ~安全を持ち運べるまで~」が優勝を飾りました。

 

 第2位には、アサヒロジ(株) 福中 康顕氏発表の「倉庫部門の採算向上」が受賞しました。

 第3位には、キリングループロジスティクス(株) 佐々木常夫氏発表の「安全強化の取組み」がそれぞれ選ばれ、岡会長から、優勝楯と表彰状の授与が行われました。

受賞挨拶をする今畑さん

表彰を受ける福中さん

表彰を受ける佐々木さん


コンテスト受賞者の皆さん

審査員とコンテスト発表者全員の記念撮影

 

【第4回 STEP UP CONTEST データ】

〈日時〉

 2017年1月28日(土)

〈場所

 キリンビール横浜工場レセプション大ホール

〈参加者〉

 109名

【構成──シンク出版㈱

物流技術研究会公式サイト